2019年07月30日(月)
こんにちは。品川区議会議員の松本ときひろです。
昨日から今回の選挙で当選した参議院議員の任期が始まったようです。
今回の選挙では山田太郎氏と山本太郎氏の名前取り違えなど自書式であるが故のミスが起こっています。
この点について、維新は、タッチパネル式の投票をさらに推し進め、投票率向上にも資するインターネット投票についての法案を提出しています。
その他維新の法案はこちら。
さて、ネット投票については、「投票の強要」という懸念があります。
どこでも投票できるということで、有権者を拘束し、無理やり投票させる事態が発生するのではないかとの懸念です。
この事態は、現在でも、在外投票の郵便投票や身体障害者の郵便等による不在者投票が存在するため現在するリスクであるように思います。
100%防ぐ方法というのは難しいのですが、次善の策を考えてみたいと思います。
投票の強要の問題について、既にネット投票を実現しているエストニアでは、再投票を認めることで対策しています。
https://www.sankei.com/west/news/190717/wst1907170032-n1.html
仮に強要されてもその後再投票できるようにすることで、強要可能性を下げようとしているのです。
もっとも、投票時間終了ギリギリに強要されるという懸念が残ります。
そこで、もう少し考えてみたいと思います。
先の記事中に言及がありますが、エストニアではネット投票と投票所投票の併用が行われているようです。
現在我が国でも、期日前投票は、比較的多くの投票所で投票できるのに投票日は指定された場所という不便が残っています。
これを逆に利用してはどうでしょうか。
投票日当日は、ネット投票不可とする。
仮に期日前に投票を強要されても投票日当日に投票所で再投票できる機会を確保するのです。
勿論これでも投票日当日に完全拘束されてしまうと対応できないのですが、次善の策として。
懸念事項も残るネット投票ですが、在外投票については、ネット投票の実証実験が始まる予定です。
https://www.sankei.com/politics/news/190718/plt1907180006-n1.html
ネット投票は、投票率向上という現在の極めて大きな課題を乗り越える策として重要と考えます。