2019年08月31日(月)
表現の不自由展について、何度かツイートしたのでそのまとめです。
まず炎上直後くらいのツイート。
トリエンナーレ、一企画として表現の不自由展があるのか。
— 松本ときひろ 日本維新の会 品川区議会議員 (@matsumoto_toki) August 2, 2019
とすれば、自主規制、差別的表現とされたもの、不適切とされたポルノや架空創作表現なども展示されているのかな。
「組織的検閲や忖度」本当に問題。ダブルスタンダードにならないことも勿論。 https://t.co/fP1M03MqiM
私は表現の自由に大きな価値を置きます。現代アートは政治的表現を内包することが少なくない。現代アートに公金を支出すると決めた時点でそれは前提であるはず。例え野蛮でも違法に至らない物を表現内容で撤去して良いのか。批判又は対抗展示で戦う手段もある。
— 松本ときひろ 日本維新の会 品川区議会議員 (@matsumoto_toki) August 2, 2019
なお展示内容は不快この上ありません。 https://t.co/VQJVf006cb
この投稿はジャーナリストの江川紹子にも取り上げていただきました。
https://biz-journal.jp/2019/08/post_113024.html
その後一部弁護士の表現の自由に対する見解に憤慨。
「正義」概念はときに独善へと変わり得る。だから表現・言論をぶつけ合う事で「正しさらしさ」を追求しようとし続けるのがベターだと私は考える。
— 松本ときひろ 日本維新の会 品川区議会議員 (@matsumoto_toki) August 5, 2019
この弁護士程明言しないものの自称「リベラル」の中に「自分達の正義」に基づき表現を規制しようとする態度が垣間見える事がある。だから信用できない。 https://t.co/WfdhBMZXNx
そしてその後長めにツイートしています。
あいちトリエンナーレ、表現の不自由展、私も一旦承認を受けた以上やはり中止には消極的です(今回は安全確保が理由でしたが)。公金運営だから政治的中立性が求められるという点についてですが、誰がどういった基準で政治的中立性を審査するのか、限界はどこなのかという問題が出てきます。→ https://t.co/dN6IjImGmS
— 松本ときひろ 日本維新の会 品川区議会議員 (@matsumoto_toki) August 5, 2019
以下文字起こし。
あいちトリエンナーレ、表現の不自由展、私も一旦承認を受けた以上やはり中止には消極的です(今回は安全確保が理由でしたが)。
公金運営だから政治的中立性が求められるという点についてですが、誰がどういった基準で政治的中立性を審査するのか、限界はどこなのかという問題が出てきます。
今回は限界を超えていると多くの方が言いやすい事案だと思いますが(私も津田氏の姿勢には全く賛同できない)、この限界判断は極めて難しいと考えます。
そして、この限界判断を行政に任せてしまうと、行政に都合の悪い表現が制約されかねません(たとえば共産主義国家での表現規制)。
そのような表現は私費でやれば良いという考え方もあるのですが、この問題は芸術だけでなく学問への公金支出にも波及します。
学問は時に行政さらに国民にとって不快な内容にも踏み込むべきことがあります。
ではどう判断するのかですが、良く言われているのは専門家集団の判断に委ねるという手法です。
今回でいえば芸術監督やキュレーターということになると思います。
事後的な検証は、彼ら(特に実績のほぼない津田氏)がなぜ選ばれたのか等のプロセス審査で、内容審査を行うことに私は消極的です。
勿論説明責任は尽くされるべきだと考えますが、展示内容自体は対抗言論等で批判すべきと考えます。
最後に、今回の展示内容が表現としてやはり一線を越えているのではないかという点ですが、名誉毀損等違法に至らないレベルで一線を引いてしまうと、その一線が容易に動かされる可能性があり、それは過度な表現規制に至りかねないと危惧しているため、私は一線を引くことに消極的です。
今回の件は、左右問わず表現の自由を強調してきた政治家にとって踏ん張りどころだったと考えています。
亀石さん元記事が修正されたから削除したならその旨説明された方が丁寧だと思います。これだと左派から批判を受けたから削除に見える。
— 松本ときひろ 日本維新の会 品川区議会議員 (@matsumoto_toki) August 8, 2019
もしそうなら曽我部先生指摘の「『表現の自由』の幅を狭めている」に繋がり得る。
今は表現の自由を強調してきた政治家にとって踏ん張りどころかと。左右問わず。 https://t.co/MlJkhY322b
貞本義行さん、たった一つのツイートで、表現の自由を、「自分達の」表現の自由と捉えていた人達を見える化してしまったように思います。不愉快な表現だからこそ表現の自由が表に出てくる…昨日のアベプラでの山田太郎さんの言葉が想起されます。
— 松本ときひろ 日本維新の会 品川区議会議員 (@matsumoto_toki) August 10, 2019
ナディア…また見たいな。 https://t.co/AMCtqQqG8I